ちょっと勘弁!!!

いやー、『LIAR GAME』(集英社・YJ)売れてますねー。(私は読んでない)
絶賛品切れ中のお店が多いようです。
ちなみに、うちの店は1〜3巻は売切れてしまいましたが、
先日出た4巻はその日のうちに追加発注をかけたので、まだ在庫あります。
(1〜3巻も品切れ店多発の中、予想外にも追加補充が入ってきたのですが、それを上回る売れ行きでした)


最近、本屋さん的なネタを書くことが増えてきたので、
カテゴリーを独立させました。
面倒なので、過去の記事のカテゴリーはそのままですが、今後の本屋ネタ(書店員視点・客視点)は別カテゴリーに。



店長の要らない素敵なお気遣いで頂いていた3連休が終わり、
本日出勤してみましたら。


社員「○○(私)さん、本部からまた送られてきたよ☆」(笑顔)


その手には、4〜5枚の発注用紙。
たかが4〜5枚と侮る無かれ。
A4サイズのその紙には、コミックのタイトルがズラッと書かれておるのです。
内容としては、
近日重版予定(現在品切れ中)だったり、
今売れてますよ的なラインナップだったり。


いや、うん、まだそれは良い。


次期メディア化作品なんで展開用の参考に!みたいな感じで書かれているのは超面倒臭い。


メディア化の情報としてありがたいっちゃありがたいんだけど。
正直、うちの店には要らない商品も有る。
だけど、注文(展開)しなかったら本部から文句言われるかもしれない。
なんだよそのプレッシャー!!


少女漫画の『ライフ』(講談社別フレ)もドラマ化するんだが、
その注文用紙もあった。
備考欄には
「6月中にセット配本予定ですので、考えて発注してください」ってなことが書いてあった。


あ、セット配本ってのは、
「平台展開しやすいようにこっちで準備して送ってあげましたよ BY本部」
のことです。(若干違
本屋さんで、棚に並んでいるしたに、何冊かずつ積んであるのが「平台」になるんですが、
平台として展開は、最低でも3冊〜の冊数を積まなければならないのですが(売れて一時的に足りない場合は除く)、単純計算すると
3冊×刊行巻数
つまり、『ライフ』は現在15巻まで刊行されているので、45冊は送られてくるわけですよ。
ただ、各3冊では済まないだろうことが既に予想される為、もっと多いはずなんですねー。


要らねぇぇぇぇっ!!


ただでさえ、本部が言う「今売れてますよラインナップ」な商品も、
うちの店じゃ売れてなくて残ってるってのに!
売れ筋は店ごとに違うんじゃぁぁぁぁっ!!




と、まぁ心で叫びつつも社員さんには「考えておきます(笑顔)」で返しておきました。




がしかし。
今日ね、
何故か死ねるほど忙しかった!
私が連休していた時の分の発注が終われてなくても仕方ないですよ!!(言い訳
レイアウトの変更はちゃんとやりましたから!


なんで3人(私含む)も店員が居るのにこんなに忙しいんだ!?と思ったけど、
よく考えたら、残り2人はまだ新人の域を出ておらず、
2人のフォローしながら仕事してたらそりゃ忙しいよな!


仕方ないネ☆


よし、明日しよう。(逃げた



そんなわけで、今日やろうと思っていた発注は明日に回しました。
でも、よく考えたら明日は平日なので、入荷があるから忙しいよね!!(泣
今日(日曜)は入荷が無いから発注に専念できると思ってたのに!




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〜本屋さん用語解説〜

  • 平台(展開)・・・複数冊ずつ積んだ状態で展開すること。基本的に、棚前下のことを言う。
  • 面陳・・・・・・・・・面陳列。表紙が見える状態で、立てて展開すること。主に雑誌売り場など。
  • エンド・・・・・・・・棚の端に、平台展開状でたくさん展開されている所。新刊コーナーなど。
  • 棚挿し・・・・・・・・別名:背陳。背表紙が見える状態のこと。漫画や文庫、書籍のコーナー。
  • 島・・・・・・・・・・・他にも呼称があるが私は知らない。棚(通常展開)とは違い、特集コーナーのこと。内容は店によって様々。設置は入り口付近にあることが多く、店舗面積が大きい店でしか出来ない、羨ましい展開場所。


今回は、展開に関する用語でした。